Illustrator - オブジェクト、パス、レイヤーの関係性

Illustratorの学習を始めるにあたり、イラレのデータを構成する要素とその名前について学習しておきましょう。

目次
  1. 1. オブジェクト
    1. 1.1. パス
    2. 1.2. テキスト
    3. 1.3. 画像
  2. 2. レイヤー
  3. 3. レイヤーとオブジェクトには前後関係(前面と背面)がある
  4. 4. 簡単なイラストの場合、レイヤーは1枚で済むことがある
  5. 5. まとめ:Illustratorには、オブジェクトとレイヤーという、2つの階層概念がある

Illustratorのデータ(.aiデータ)では、下記の要素でデータが構成されます。

  1. レイヤー
  2. オブジェクト
    • パス
    • テキスト
    • 画像
    • グループ
    • 複合パス
    • クリッピングマスク
    • etc...

レイヤーという概念があり、その中にオブジェクトが複数ある、という考え方です。

オブジェクトにも、様々な種類があり、パスやテキスト、画像といった、様々な種類があります。

以下では、主要なものを紹介します。

オブジェクト

パス

パスは、線で構成されます。厳密には、オープンパスとクローズドパスの2種類に分かれます。

ベジェ曲線とも呼ばれ、どのような曲線であっても、きれいに再現することができます。

パスには、塗りと線という色の情報を持たせることができ、これを駆使して、図表やイラストを作画します。

オブジェクトの例

テキスト

文字情報のオブジェクトです。一行のテキストを置くのが一般的な使い方ですが、他にも

  • パスで作った図形の中に、長文を流し込む
  • パスに添わせて、波打つような文章を表現する

など、パスと組み合わせたテクニックがあります。

画像

JPEGやPNGといった、ラスター(ピクセル)画像を配置することができます。

画像のデータを、.aiファイルの外側から読み込むリンク形式という読み込み方と、.aiファイルの中に取り込んでしまう埋め込みという2種類の方法があります。

ベクターアプリであるIllsutratorですが、このようにしてラスター画像を扱うことも可能です。

レイヤー

レイヤーの例

レイヤーは、アニメのセル画のような概念です。Photoshopなどの他のアプリにもある概念なので、馴染みのある方も多いでしょう。

Illustratorでは、イラストの背景と前景を搔き分けたい時などに使います。

レイヤーとオブジェクトには前後関係(前面と背面)がある

オブジェクトには、重なりの考え方があります。見た目上、ユーザーの手前にあるか奥にあるかという概念です。

この重なりを上手く使って、イラストの遠近感や、上下関係を表現することになります。

レイヤーにもこの考え方があります。数百にも及ぶオブジェクトを作っている場合、前後関係がわかりづらくなったり、狙ったオブジェクトの選択が難しくなってきます。

そこで、ある程度のオブジェクトが出来たら、レイヤーを分けることによって、前後関係を整理すると良いでしょう。

ただし、レイヤーをまたいでオブジェクトの前後関係を作ることはできませんので、注意が必要です。

簡単なイラストの場合、レイヤーは1枚で済むことがある

そもそもオブジェクトに階層概念があるので、レイヤーを使った前後関係は、最初のうちはあまり必要ないかもしれません。

オブジェクトにはグループという概念もあり、オブジェクトが増えていっても、グループ化を丁寧にすれば、さほど問題ないことも多いです。

レイヤーが必要になるのは、前景や背景を描き分けたい場合や、複数の人物や要素が登場するイラストを描くような場合でしょう。

まとめ:Illustratorには、オブジェクトとレイヤーという、2つの階層概念がある

いかがでしたか?

  • レイヤー
  • オブジェクト

この2つには、それぞれ階層概念があることを学びました。

そのどちらにも特性があるので、用途に応じて使い分けるのが良いでしょう。ただし、必ずしも決まったやり方があるわけではありません。ユーザーが扱いやすいよう、プロジェクトや作品に応じて使い分けのルールを自分で決めるのが良いと思います。

上手く使いこなして、整頓されたIllsutratorの.aiデータを作れるよう心がけてください。