傾いている写真が支給されることってよくある
Photoshop を使って業務をしていると、素人の人が撮った写真が支給されることがあります。
こういう写真って、きちんと撮影されてないから、微妙に傾いてたりすることがあるんですよね。
この写真は素材サイトから引っ張ってきたものですが…
微妙に傾いていませんか? この真ん中の標識柱のところが…
Photoshop のガイド表示で見ると、やっぱり傾いてますね。
こういうところがビシッっと水平垂直出ていないと、写真として安定感がなくなります…
変形モードで回転もいいけど…
レイヤーを変形モードにして、回転させるのもいいんですが、こういうわずかに傾いた写真を手作業で少しずつ傾けるのは結構骨の折れる作業です。
ですが、Photoshop にはもっと簡単に水平垂直を出す方法があるんです。それが、ものさしツール。
ツールパレットに表示されていない人は、スポイトツールを長押しして中を確認してみてください。その中にあります。
ものさしツールの使い方
ものさしツール使い方です。まずは、水平または垂直にしたい辺の二点間をクリックで選択してやります。
その後、「イメージ → 画像の回転 → 角度の入力」というメニューを開きます(上図参照)。
その中に既に水平または垂直にすべき回転角度が入力された状態になっています(下図参照)
または、メインウインドウ上部にある「レイヤーの角度補正」というボタンを押しても OK です。
すると、下のように、レイヤーが回転された状態になります。
四辺に出来た隙間は、切り取りツールなどでトリミングします。
出来上がったのがこちら。電柱や付近の建物が垂直になり、写真に安定感が出ましたね。