Markdown ビジネスパーソンこそ覚えたい文書を効率よく書くためのシンプルな記法

Markdownは、HTML文書を素早く書くためのシンタックス(記法)です。

目次
  1. 1. Markdownを習得するメリット
  2. 2. Markdownが向いているのは、見出し+段落で構成される文章
  3. 3. Markdownを書くには、色々な方法がある
  4. 4. 覚えておくと便利なMarkdown記法の紹介
    1. 4.1. 見出し
    2. 4.2. リスト
    3. 4.3. 段落と改行
    4. 4.4. リンク
    5. 4.5. 画像
  5. 5. その他の詳しい記法
  6. 6. Markdownは、思考の整理にも役立つ
  7. 7. まとめ:Markdownは、文書を素早く書けて、思考の整理に役立つ

Markdownを習得するメリット

HTMLというと、Webデザイナーやエンジニアが扱う言語のように思ってしまいますが、そんなことはありません。

HTML文書は、見出しと段落によって構成される文書なので、意外とビジネスシーンで利用する文書とも相性が良いです。

Markdownは、そういった文書を素早く書くために特化しているので、デザイナーやエンジニアではない一般のビジネスパーソンも覚えていて損は無いでしょう。

むしろ、一般の方がMarkdownを習得したほうが、日々のドキュメント作成や思考整理に役立つと感じています。

Markdownが向いているのは、見出し+段落で構成される文章

Markdownは、見出し+段落で構成される文章に向いています。出来なくはないですが、散文詩を書くような用途には向いていません。ワープロアプリでもないので、縦書きなどもできません。

しかし、見出し+段落の構成文書では、比類なき扱いやすさを発揮します。

何を隠そう、このブログも、Markdownで書かれています。

(ブログって、見出しと段落で構成されますよね??)

Markdownを書くには、色々な方法がある

残念ながら、Microsoft Wordや、Googleドキュメントには、標準でMarkdownの記法を実現する方法は用意されていません。(プラグインなどを入れると対応できるようですが)

ここでは、簡単にMarkdownとはどういうものか触れてもらうため、dillingerというサービスを利用します。Dillingerは、Markdown記法をリアルタイムで文書に変換してくれるサービスです。

画面左側に入力したMarkdown記法が、右側に整形されて出力されます。

他には、Markdownに対応したテキストエディタなどをインストールする方法もあります。

覚えておくと便利なMarkdown記法の紹介

見出し

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
# 見出し1

## 見出し2

### 見出し3

#### 見出し4

##### 見出し5

###### 見出し6

これを変換した結果は下記のとおり。

見出しを作る場合、頭に半角の#(シャープ)をつけて、その後に半角スペースを足します。

#の数を足すごとに、小見出しを作っていきます。

Markdownは、あくまで記法なので、#の数を増減させるだけで、簡単に見出しのレベルを変えることができます。

リスト

1
2
3
* りんご
* バナナ
* みかん

これを変換した結果は、下記のとおり。

リスト(箇条書き)です。行頭に*(アスタリスク)をつけて、その後に半角スペースを足します。

1
2
3
4
5
6
* りんご
* ふじ
* 王林
* ジョナゴールド
* バナナ
* みかん

これを変換した結果は、下記の通り

ネスト(入れ子)になったリストの場合、改行した次の行でインデント(ここでは、半角スペース2つ)を入れると、一階層下の項目となります。

1
2
3
1. King
2. Queen
3. Jack

これを変換した結果は、下記の通り。

順序付きのリストにする場合、行頭に半角数字とピリオドをつけ、その後に半角スペースを足します。

実は、

1
2
3
1. King
1. Queen
1. Jack

でも、同じ結果となります。

常に、1.を降っておけばよいでしょう。このやり方のメリットは、項目の順序が入れ替わっても、振られる連番は正しく降順で振られるという点です。

後から順序が変わる時のことも考えられた上手い仕様だと思います。

段落と改行

1
2
3
あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。

変換した結果は、下記の通り。(わかりやすく、HTMLの出力結果にしています。)

行頭から普通に文章を始め、行末で改行、その次は何も書かずに改行をすると、その1行は段落となります。

HTMLで言うと<p>タグで囲まれる状況です。

単なる改行にしたい場合は

1
2
3
4
5
あるところに、
おじいさんとおばあさんがいました。

おじいさんは山へ芝刈りに、
おばあさんは川へ洗濯に行きました。

変換した結果は、下記の通り。(わかりやすく、HTMLの出力結果にしています。)

1行あけずに改行すると、その部分は、単なる改行となります。

HTMLで言うと<br>タグが挿入されます。

リンク

1
[Google](https://google.com/)

変換した結果は、以下の通り。

文中にテキストリンクを挿入できます。[]()半角の角括弧と丸括弧の組み合わせで、最初に角括弧を書きます。角括弧の中が、リンクテキスト、丸括弧がURLです。

ドキュメントにURLを貼ることも多いと思いますが、単に貼っただけでは、URLのコピペが発生するため、ひと手間かかります。

このように書いておけば、クリックするだけで飛べますし、リンクテキストも自由に変えることができます。それでいて、HTMLの<a>タグのような煩わしい書き方も不要なので、便利ですね。

画像

1
![サンプル画像です](http://placehold.jp/e61c1c/ffffff/480x250.png?text=サンプル画像です)

変換した結果は、下記の通り。

リンクと書き方は似ていますが、行頭に!(エクスクラメーション)を付けるのが違いです。

角括弧の中は、img要素のaltテキストとなります。

HTMLとして出力した結果は、下記の通りです。

きちんと、altテキストとして出力されていることがわかりますね。

その他の詳しい記法

Markdownは、以上で紹介した以外にも、

  • 引用
  • 水平線
  • テーブル

など、さらに多彩な要素を表現することもできます。

詳しくは、Markdown syntax guideを参照してください。

Markdownは、思考の整理にも役立つ

なぜ私がMarkdownを一般の人に勧めているかというと、Markdownは、思考の整理にとても役立つと考えているからです。

ミーティングなどで、メモやホワイトボードに箇条書きをしながら、アイデアを出していったりすることはよくあると思います。

Markdownは、1行単位でテキストコンテンツを扱うようになっているので、この箇条書きととても相性が良いです。

最初は*で箇条書きにしておき、後から#に変えて見出しにしたり、順序の入れ替えが便利、ということもあります。

何より、見出しや箇条書きを設定するのに、マウスを触る必要がありません。すべてキーボード操作で簡潔します。

最初に思いついたことを箇条書きでスタートし、後から整形していく、というやり方においては、Markdownは比類なきスピードを発揮します。

この点が、ビジネスパーソンのみなさんにこそ、Markdownを覚えてもらいたい大きなメリットだと考えています。

まとめ:Markdownは、文書を素早く書けて、思考の整理に役立つ

もともと、HTML文書を効率よく書くシステムとして生まれたMarkdownですが、その扱いやすさから、思考の整理にも役立つ記法です。

dillingerのような、ブラウザから記法の書き方に慣れてみて、実際に使えるようになったら、Google Driveなどと連携できるサービスや、Markdownを扱えるテキストエディタに乗り換えてみると良いかもしれません。